【最新】美容師試験の難易度・合格率は?正直簡単なの?合格者に聞いてみた!

【最新】美容師試験の難易度・合格率は?正直簡単なの?合格者に聞いてみた!

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美容師国家試験は、それほど難しくありません。合格率も、2月試験で85〜90%、8月試験で50〜60%と高めです。

ただし、美容師国家試験を受けるためには、2〜3年ほどの養成課程を必ず修了しなければならないため、その過程の方が大変ともいえます。

では、養成課程の面も踏まえて、美容師国家試験の難易度について、詳しく解説していきます。

【最新】美容師国家試験の合格率推移

美容師国家試験の合格率は、春期(2月)試験で85〜90%秋期(8月)試験で50〜60%程度を推移しています。

特に受験者数が多い2月試験では、10人中8〜9人が合格する程度ですので、国家試験としては難易度が低いと考えて良いでしょう

【美容師試験の合格率推移(過去11回分)】

実施回受験者数合格者数合格率
第48回(令和5年度8月)4,149人2,478人59.7%
第47回(令和4年度2月)19,505人17,266人88.5%
第46回(令和4年度8月)3,548人2,145人60.5%
第45回(令和3年度2月)18,536人17,104人92.3%
第44回(令和3年度8月)4,774人2,871人60.1%
第43回(令和2年度2月)18,107人15,502人85.6%
第42回(令和2年度8月)4,853人2,993人61.7%
第41回(令和元年度2月)17,288人14,709人85.1%
第40回(令和元年度8月)5,134人2,982人58.1%
第39回(平成30年度2月)18,521人15,956人86.2%
第38回(平成30年度8月)5,076人2,565人50.5%
参考:過去の試験実施状況|公益財団法人 理容師美容師試験研修センター

春期(2月)試験と秋期(8月)試験の合格率は異なりますが、その理由は主に、受験生の数と層が異なるためだといえます。

※厳密には、受験者の内訳に関する統計は公表されていませんので、以下は考察です。

ほとんどの美容学生は、通常の高校や大学と同様に、3月に卒業を迎えますので、卒業と就職に合わせて2月の試験を受験します。

一方で、働きながら通信制に通うケースや、カリキュラムが2年6月などイレギュラーな場合は、8月に試験を受けるケースもあるのです。

8月試験で不合格となった人は、2月試験に再挑戦し、2月試験の合格率が引き上げられるとも考えられます。

試験自体の難易度に差があるというわけではありませんので、安心してください。

(美容師試験は合格基準が絶対的に定められているため、難易度が変わると合格者のレベルに差が生まれてしまいます。)

ちなみに、弊社が美容師試験合格者に対して実施したアンケートの結果によると、美容師試験に1発合格した人は全体の約93%でした。

10人中、1発で受からない人がいるかいないかということですので、試験合格のハードルは低めであることがわかります。

おさらい:美容師国家試験の出題範囲と合格基準

美容師国家試験は1年に2回実施されますが、どちらも出題範囲や合格基準はすべて同じです。こちらの記事で詳しくご紹介していますが、軽くおさらいしておきましょう。

美容師国家試験の出題範囲

美容師国家試験には、筆記試験実技試験があります。

筆記試験の出題科目は、以下の7課目です。

(実際は、7課目が5分野に分類され、出題されます。)

【筆記試験7課目】
関係法規・制度
衛生管理
保健
香粧品化学
文化論
美容技術理論
運営管理
【出題時の5分野】
関連法規・制度及び運営管理:10問
衛生管理:15問
保健:10問
香粧品化学:5問
文化論及び美容技術理論:15問
 
合計55問(試験時間100分)
参考:新制度による筆記試験実施要項|公益財団法人 理容師美容師試験研修センター

実技試験では、例年2つの課題があります

第1課題は「カッティング」、
第2課題は「ワインディング」または「オールウェーブセッティング」のいずれかです。 また、実技試験中に衛生上の取扱試験も行われ、身体・服装・準備時・作業時の衛生面に関する審査がなされます。

実技試験の内容 基礎的技術試験
第1課題:カッティング
第2課題:ワインディングまたはオールウェーブセッティング  

衛生上の取扱試験
(実技試験を通して審査される)
参考:第49回美容師国家試験受験案内|公益財団法人 理容師美容師国家試験研修センター

美容師国家試験の合格基準

筆記試験の合格基準は、以下両方の条件を満たしていることです。

55問中60%以上の正答率であること
5分野すべてにおいて得点していること
参考:第48回 理容師国家試験及び美容師国家試験の合格基準|公益財団法人 理容師美容師国家試験研修センター

美容師国家試験では、上記のように絶対的な合格基準が定められているため、試験対策や合否予測も行いやすいでしょう。

全体の正答率が60%以上とは、単純計算で55問中33問以上正解するということ。

よって、試験対策では少なくとも80%程度の正答率を安定して出せるようにしておくとよいでしょう。

実技試験の合格基準は、以下のすべての条件を満たしていることです。

●衛生上の取扱試験で、減点が20点以下であること
●基礎的技術試験・第1課題(カッティング)の減点が30点以下であること
●基礎的技術試験・第2課題(ワインディングまたはオールウェーブセッティング)の減点が30点以下であること

このように、実技試験は減点方式で評価されるため、定められた基準に忠実に、確実に行えば合格できるはずです。

美容師国家試験の難易度は低いが養成課程は必須

繰り返しになりますが、美容師国家試験の合格率は、2月試験で85〜90%程度と非常に高く、試験の難易度は低いといえます。

他の国家試験の合格率とも比較してみましょう。難易度を合格率で一概に比較することは難しいですが、それを差し置いても、美容師国家試験の難易度の低さが伺えます。

参考として、以下は当メディア「過去問研究所@Candyz」でWEB学習サービスを展開している他の資格と合格率を比較したグラフです。

他の資格と比較しても、美容師の合格率が高いのは一目瞭然ですね。

試験は簡単ですが、美容師の国家試験を受けるには、必ず美容師養成課程を修了する必要があります

養成課程を修了するには、昼間・夜間制で2年以上通信制では3年以上かかります。

「美容師になりたい」と思ったとしても、他の資格のように「1年間必死で勉強して来年試験を受けよう」ということができないのが、少しもどかしい部分ですね。

高校卒業後すぐに専門学校へ入学した人ならまだしも、他の職業から美容師へ転職するとなると、かなりハードルは上がりそうです。

また、美容師国家試験に合格し、美容師免許を受けられたとしても、そこから2〜3年ほど「アシスタント」として働かなくてはなりません

養成課程2年とアシスタント2〜3年、つまり美容師として一人前になるには、少なくとも4〜5はかかってしまいます。

「美容師になる」ために乗り越えるべき本当の壁は、国家試験ではなく、この長く厳しい過程であり、努力と根性が必須の職業ともいえるでしょう。

合格者に聞いた!美容師試験の効率的なおすすめ勉強法

国家試験の中では難易度が低めの美容師資格ですが、美容師の専門学校は基本的に2年間ですので、カリキュラム的にもかなり詰め込まれています。

学校に通いながら、国家試験の対策を効率よく行うためにはどうすれば良いのか、実際に美容師試験に合格した先輩の声をご紹介します。

筆記試験はとにかく過去問をやり込む

筆記試験に関しては、一通りのインプットが終わったら過去問を繰り返し、苦手分野を潰していくという声が多くみられました。

▼受験者の声(弊社実施アンケートより)

過去問を解いていくと大体同じような問題ばかり出てくるのでそれを頭に入れる。 科目ごとに数問出てくるが、一つでも一科目全て間違えると不合格になるので幅広くやる。(20代女性・フリーランス)

過去問を解いて、間違えたところをマークして数日後(忘れたころ)にまた解き直す。間違いのマークが0になるまで繰り返す。すべて理解できるようになったら異なる年度の過去問で同じことを繰り返す。(20代女性・フリーランス)

美容師試験はほぼ過去問からしか出ないので、過去問をやりこんで暗記すれば大抵受かる (30代女性・会社員)

中には「筆記はほぼ過去問からしか出ない」という声も。

実際に自分自身で過去問を何年分もやり込めば、出題傾向もしっかり掴めてくるでしょう。

実技試験の対策に力を注ぐ

筆記試験よりも、実技試験の方が難しいという声も複数見られました。実技試験の本番は審査員がいて緊張することが予測されます。

これでもかというくらい繰り返し練習し、時間にも余裕を持って作業できるようになっておく必要があるでしょう。

▼受験者の声(弊社実施アンケートより)

実技に関してはAW、WDどちらがきても対応できるようにどちらも練習しておくこと。後半は常にタイムに入れることを意識しながら部分ではなく全頭で毎回練習すること。実技はやればやった分だけ自信に繋がるため、手が勝手に動くくらいには練習しておく。(20代女性)

過去問を解き、間違ったところを中心に勉強する。実技の試験の対策に力を入れた方が良いと思う。(30代女性・フリーランス)

実技は授業以外の時間も使ってひたすら練習する。実技の方が難しいので。(30代女性・フリーランス)

実技の練習も1日1回は(身体が技術を忘れてしまうから)したほうが良いと思います。(40代女性・パート/アルバイト)

筆記試験は過去問演習を、実技試験は練習をとにかく繰り返し練習することが重要です。

過去問演習は、何度も繰り返すほど出題傾向が掴めますし、実際の試験問題に触れる機会が多くなるため効率的だといえます。

難しい実技試験の対策に力を注ぐためにも、通学時間やスキマ時間を活用して過去問演習ができるアプリWEB学習サイトを利用するのがおすすめです。

Gakkenでは、美容師資格のWEB学習サイト「美容師過去問研究所@Candyz」を運営しています。

唯一試験実施団体に許諾をとり、著作権法を順守した過去問演習サイトです。

試験実施年や分野ごとの絞り込み機能や、暗記カード機能なども充実しています。

まずは以下から、早速美容師試験の過去問を解いてみましょう!

美容師の難易度まとめ

美容師試験の難易度について、詳しく解説してきました。

最後にもう一度、ポイントをおさらいしておきましょう。

  • 美容師試験の合格率は、2月試験で85〜90%8月試験で50〜60%
  • 2月試験の受験者は8月試験の3倍以上
  • 美容師試験の合格率は他の資格と比較しても非常に高く、難易度は低め
  • 筆記試験は過去問中心の学習でOK
  • より難しい実技試験に力を注げるようにする

「美容師になる」「美容師として生計を立てる」ということは、「国家試験に受かる」だけでは成し得ません。

まずは美容師試験の受験資格を得るために、2〜3年の養成課程を修了しなければなりません。

そして、美容師として晴れて就職したとしても、まずは「アシスタント」つまり見習いから始まります。

3年ほど、先輩の指導を受け、営業時間前後に練習を行い、雑用も行う厳しい期間を乗り越え、晴れて1人前の美容師となることができます。

大変なことも多い職業ですが、自分のキャリアプランを明確に立て、他の美容師に埋もれないように、技術を磨いていくことで、美容師としての価値を高められ、高収入にもつながっていくでしょう。

今から美容師を目指す方や、養成学校に入る方は、試験の心配をするのも良いですが「美容師としてどのようなキャリアを積んでいきたいか」について、しっかりと考えることが重要です。

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